2025年04月02日 夜のAIニュースまとめ
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Meta AI、欧州進出!ChatGPTに透かし機能、OpenAI教育プラットフォーム始動
Meta AIがついにEU地域でのサービス展開を開始。厳格なデータ保護規制に対応し、欧州ユーザーにもアクセスが可能になりました。
一方OpenAIは二つの注目の動きを見せています。ChatGPT 4o ImageGenへの透かし機能追加の兆しと、AIリテラシー向上を目指す無料学習プラットフォーム「OpenAI Academy」のローンチです。
Google Geminiも進化を続け、Canvasを使った手軽な電子音楽ツール開発が可能に。しかし数学オリンピックでは最先端AIも苦戦する現実も明らかに。
それでは各トピックの詳細を一緒に見ていきましょう。
目次
- Meta AIがEU地域でもロールアウト開始
- ChatGPT 4o ImageGenに透かし機能追加の動き
- OpenAI Academyローンチ、AIの無料学習プラットフォーム提供
- Gemini AppのCanvas機能で電子音楽ツール開発が簡単に
- 米国数学オリンピックで最先端AIモデルも5%未満の低得点
- フルAIコーディングで「設計とデバッグに集中」できる開発の未来
- 元Google開発者がGemini版コーディングアシスタントを公開
Meta AIがEU地域でもロールアウト開始
- Meta AIが欧州連合(EU)地域でもサービス提供を開始したことが発表されました
- EUの厳格なデータ保護規制に対応した形でのサービス展開となり、欧州ユーザーもMeta AIの機能を利用できるようになります
- Meta AIの世界的な展開が進む中、地域ごとの規制に対応しつつグローバル展開を進める戦略が明らかになっています
Tibor Blaho: (翻訳) Meta AIがEUでもロールアウトを開始しています
ChatGPT 4o ImageGenに透かし機能追加の動き
- ChatGPTのウェブアプリに「透かし付きアセットポインタ」という実験的機能が追加され、画像生成に透かし機能が導入される可能性が高まっています
- 新機能には「透かしなしで画像を保存」オプションも含まれており、ユーザーによる選択も可能となる見込みです
- AI生成コンテンツの識別と帰属の明確化に向けた、OpenAIの新たな取り組みと見られています
Tibor Blaho: (翻訳) ChatGPT 4o ImageGenで作成された画像には近く透かしが含まれる可能性があります。ChatGPTウェブアプリの最近のアップデートでは、「透かし付きアセットポインタ」に言及する実験的機能と「透かしなしで画像を保存」するオプションが導入されています
OpenAI Academyローンチ、AIの無料学習プラットフォーム提供
- OpenAIが「OpenAI Academy」という新しいAI学習プラットフォームを発表しました
- このプラットフォームは無料でAIを学べる環境を提供し、AIリテラシーの普及と教育を目的としています
- 具体的なカリキュラム内容や機能についての詳細はまだ明らかになっていませんが、AIの教育分野への参入を示す重要な動きです
Greg Brockman: (翻訳) OpenAI Academyを紹介します:OpenAI Academyがローンチしました。AIを無料で学びましょう
Gemini AppのCanvas機能で電子音楽ツール開発が簡単に
- Google Gemini AppがCanvas機能を使って、数分で電子音楽グリッドループ作成ツールを構築できるデモを公開しました
- Gemini UXデザイナーのTim Bettridge氏によるデモでは、コード記述や複雑な設定なしに音楽制作ツールを簡単に作成できることを紹介しています
- Gemini 2.5 Proのクリエイティブ支援機能の実用例として、非エンジニアでもインタラクティブなアプリケーション開発が可能になることを示しています
Google Gemini App: (翻訳) Canvasのおかげで、数分であなた自身の電子音楽グリッドループ作成ツールを構築できます😌🎶 Gemini UXデザイナーの@timbettridgeが2.5 ProのCanvasを使って再生可能なグリッドループ作成ツールを作成する最新デモをご覧ください。Geminiで自分でも試してみてください(音声オン)
Google Gemini App: (翻訳) 2.5 ProのCanvasでバイブコーディング?🧑💻 コメントで何を作っているか教えてください ↓
米国数学オリンピックで最先端AIモデルも5%未満の低得点
- 米国数学オリンピックの問題に対して、最先端のAIモデルでも5%未満しか得点できなかったことが報告されています
- 解答ではなく証明を求める問題はLLMにとって未開拓分野であり、数学的推論におけるAIの限界が浮き彫りになりました
- 興味深いことに、人間による採点とLLMによる採点では20倍の得点差が出たとされ、評価方法による結果の違いも注目されています
webbigdata: 米国数学オリンピックでは最先端モデルでも5%未満しか得点できなかったというお話ですが感想 ・解答ではなく証明を求める問題はLLMにとって未開拓なので勝負はこれから ・今回は人間が採点したがLLM Judgeさせたら20倍の得点になったらしいので要注意 ・オープンモデルが本当に先頭集団に並んだ実感 https://t.co/kqm0cHdC4u
Senkin: (翻訳) Kaggleコンペのトレンドは、従来のMLが少なくなり、より「ミッション・インポッシブル」のような課題が増えています。例えば、GitHubの新規課題の90%を解決できれば$1MのKプライズを獲得でき、AI数学オリンピアドの47/50問を解けば$1.6M、ARCプライズで85%の精度を出せば$0.3Mを獲得できます。
フルAIコーディングで「設計とデバッグに集中」できる開発の未来
- AIを活用したフルコーディング環境では開発者が細かい実装よりも設計とデバッグに集中でき、未知の技術への調査時間が激減するメリットが指摘されています
- AIコーディングアシスタントは「圧の強い先輩」のようなプロンプトでトレーニングし、人間ではできない厳格なフィードバックを与えることで洗練させていく手法が提案されています
- この開発スタイルでは、コンテキストスイッチの過多を避け、本質的な開発課題に集中するための進め方のノウハウが重要になるとされています
erukiti: フルAIコーディングの利点は、常に設計とデバッグに集中できることよな 細かい実装について考える必要はほとんどなくなり、未知の技術に対する調査時間は激減する 進め方次第ではコンテキストスイッチ過多になって病み一直線だけど、進め方さえちゃんとしてれば、本質に集中できるようになる
erukiti: AIコーディングにおいて、センパイはAIに対して容赦のないフィードバックをたたき込みまくる それが当たり前になったとき、人間の後輩はその課程をみて、「あ、これやっちゃいけないんだ」を学び取る能力と、圧の部分をほどよくスルーできる能力が必須になりそう (引用ツイート: AIが書いたコードやドキュメントを手で編集した後には、圧が強い先輩みたいなプロンプトを書いて開発ルールに反映して鍛えていく。人間相...
元Google開発者がGemini版コーディングアシスタントを公開
- 元Googleの開発者がPythonでGemini版のコーディングアシスタントを作成し、オープンソースで公開しました
- このツールはClaudeのCodeアシスタントに似た機能を持ちますが、MCPに対応していないため現時点ではAiderに近い性質を持っています
- LLMを活用したコーディング支援ツールの多様化が進み、開発者が自分の好みに合わせたツールを選べる環境が広がっています
laiso ✉️: 元Googleの人がGemini版Claude CodeっぽいものをPythonで作ってみたらしい https://t.co/lt9ilWVPHX GooseのようにMCPに対応してないので現時点ではAiderに近い