2025年04月01日 朝のAIニュースまとめ

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Gemini無料版に拡張調査機能、Karpathy氏はLLM対話を「端末時代への逆行」と指摘

GoogleがGemini Deep Research機能を無料ユーザーにも月10クエリまで解放し、高度調査ツールの民主化が進行中です。

一方、OpenAI元幹部Karpathy氏は現在のテキストベースLLM対話を「端末時代への逆行」と評し、次世代インターフェースへの移行を提唱。この文脈でManusのウェブサイト形式AI出力が注目を集めています。

開発現場ではGemini 2.5 Proが論理思考力の高さで評価を得る一方、AIデバッグの「三重の不確実性」に開発者たちが頭を悩ませています。

それでは各トピックの詳細に目を向けてみましょう。

目次

  1. Gemini Deep Research機能が無料ユーザーにも提供開始
  2. Karpathy氏「LLMのテキスト対話は端末時代への逆行」と指摘
  3. 開発者がGemini 2.5 Proを高評価、他社モデルとの違いに言及
  4. AIコード編集ツール市場で競争激化、Anysphereの展望
  5. MCPを「実際に作る会」開催へ、AIコミュニティの実践的取り組み
  6. Manusがサブスクリプションプランとモバイルアプリ提供開始
  7. AIデバッグの難しさ、開発者が「何もわからない問題」と直面

Gemini Deep Research機能が無料ユーザーにも提供開始

  • Googleのプレミアム機能であるGemini Deep Researchが無料ユーザーにも月10クエリまで利用可能になったことが報告されています
  • この動きはChatGPTのDeep Research機能と競合する形で、AIアシスタントの高度な調査機能の一般化が進んでいます
  • ユーザーからは「100ページ書け」と指示するとより深い調査結果が得られるというTipsも共有されています
Kol Tregaskes: Gemini Deep Research is available to all FREE users. I believe it's 10 queries per month. (引用ツイート: ICYMI: Gemini Deep Research, powered by 2.0 Flash, is available to Free users too. https://t.co/DJcs...

morgan —: (翻訳) 未来は人間が読むには長すぎるディープリサーチレポートになるだろう。そして、ほとんどすべてのトークンはモデルによって消費されることになる

Miwa - azooKeyの開発者: 素朴なやり方だけどDeep Researchに「100ページ書け」というと調査が深くなる(気がする)

Karpathy氏「LLMのテキスト対話は端末時代への逆行」と指摘

  • OpenAI元幹部のAndrej Karpathy氏がLLMとのテキストベースのやり取りを「コマンド端末時代への逆行」と評し、次世代インターフェースの必要性を指摘
  • 理想的なAI出力は、クエリに合わせたカスタムウェブアプリ、空間的に配置された情報、マルチモーダルで対話的なものだと述べています
  • この発言はAIエージェントのUI/UXデザインに関する議論を活発化させ、テキスト中心のインターフェースからの脱却を示唆しています
Andrej Karpathy: (翻訳) LLMとテキストのやり取りは、まるでコマンド端末の時代に逆戻りしたようなものです。「正しい」出力は、あなたのクエリのためだけに書かれたカスタムウェブアプリ、空間的に配置された情報、マルチモーダルで対話的なものにずっと近いです。これには時間がかかるでしょう。

morgan —: (翻訳) ソフトウェアがインテリジェンスになると、システムはあなただけのための独自のインターフェースを「話す」ことでコミュニケーションします

開発者がGemini 2.5 Proを高評価、他社モデルとの違いに言及

  • 複数の開発者がGemini 2.5 Proの論理的思考力の高さを評価し、ChatGPTのo1 proより議事録作成や事業壁打ちで精度が高いとの声が上がっています
  • LangChainの開発者Harrison Chase氏もGemini 2.5 ProをLangGraphと連携させた実験に意欲を示し、AIエージェント開発への応用に注目が集まっています
  • コーディングについては独特の癖があるものの、実用性の高さが評価され、各用途に応じたモデル選択の重要性も示唆されています
酒井@製造業×生成AI高速PoCシステム開発: 自分がよく使う議事録作成と事業壁打ちのユースケースだとChatGPTのo1 proより Geminiのほうが間違いなく精度がいい。コーディングはClaudeが出すコードの方が好みだけど、Clineの PlanモードではGemini使う。Gemini 2.5 proはとにかく論理的思考力が高い

Harrison Chase: (翻訳) Gemini 2.5 Proについて多くの話題があります。LangGraphと連携させて試すのが楽しみです

AIコード編集ツール市場で競争激化、Anysphereの展望

  • Anysphereは強力な競合であるOpenAI、Microsoft、Anthropicと市場を争う中、革新的な技術で差別化を図る戦略を示しています
  • AIコード編集ツール市場は急速に拡大しており、開発者の生産性向上を目指す各社の競争が激化しています
  • テキストベースからより高度な対話型インターフェースへの進化が期待される中、独自の強みを持つツールの重要性が高まっています
The Information: (翻訳) AnysphereはOpenAI、Microsoft、Anthropicとの競争に直面していますが、創業者たちは革新し、先行し続ける能力に自信を持っています。 ⚔️ AIコード編集の競争が激化しています。競争についての詳細:

MCPを「実際に作る会」開催へ、AIコミュニティの実践的取り組み

  • Model Context Protocol(MCP)を実際に作成する勉強会が4月25日に渋谷で開催されることが発表されました
  • これはMCPを学ぶだけでなく実際に作成する実践型のイベントで、AIコミュニティでの技術交流を促進する取り組みです
  • MCPはAIモデルとのコンテキスト管理に関する重要な概念で、実装スキルの向上を目指す開発者向けの場となります
ぬこぬこ: MCP で遊ぶ会を 4 月 25 日(金)@渋谷で開催します!今回は MCP を学ぶ会ではなく、MCP を実際に作る会です! MCP の開発経験のある方、あるいは当日までに作れるようになる見込みの方、ぜひ遊びにいらしてください!一ヶ月弱あるので、TL の皆様なら余裕ですね⭐️ https://t.co/NHtgwvL8HA #aimeetup

Manusがサブスクリプションプランとモバイルアプリ提供開始

  • AIツールのManusが有料サブスクリプションプランとモバイルアプリの提供を開始したことが発表されました
  • Manusはウェブサイト形式の結果を生成できるAIツールとして注目を集めており、Karpathy氏の指摘した次世代AIインターフェースの具体例として言及されています
  • ユーザーの具体的なニーズに応じたインタラクティブなマップやリスト、予約リンクなどを含むウェブサイトを生成する機能が評価されています
TechCrunch: (翻訳) Manusが有料サブスクリプションプランとモバイルアプリを提供開始

Andrej Karpathy: (翻訳) LLMとテキストのやり取りは、まるでコマンド端末の時代に逆戻りしたようなものです。「正しい」出力は、あなたのクエリのためだけに書かれたカスタムウェブアプリ、空間的に配置された情報、マルチモーダルで対話的なものにずっと近いです。これには時間がかかるでしょう。

AIデバッグの難しさ、開発者が「何もわからない問題」と直面

  • AIエージェント開発におけるデバッグの難しさが開発者から報告され、通常のソフトウェア開発とは異なる課題に直面しています
  • 特にAHC Agentのようなコンプレックスなシステムでは「何もわからない問題の何もわからない解法の何もわからないエラー」という三重の不確実性に対処する必要があります
  • こうした課題はAI開発特有のものであり、従来のデバッグ手法が通用しない場面が増えていることが示唆されています
かまろ/Camaro: AHC Agent、何もわからない問題の何もわからない解法の何もわからないエラーのデバッグにひたらすら付き合うという苦行と化している…

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