2025年04月10日 夜のAIニュースまとめ

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最新AI動向: OpenAIの新モデル準備とGoogle発AIエージェント連携プロトコル

AI業界では新たな展開が続いています。OpenAIが「o4-mini」など新モデルの準備を進めている痕跡がウェブアプリで発見されました。

GoogleはAIエージェント間連携プロトコル「Agent2Agent (A2A)」を発表し、続いてDeepMindがGeminiでのMCPサポートを表明。AIエージェント連携の標準化が加速しています。

その他、xAIのGrok 3 API提供開始、数学コンペAIMO2での日本人チーム金メダル獲得、Midjourney v7の機能拡充など注目トピックが目白押しです。

それでは各テーマの詳細に移りましょう。

目次

  1. OpenAI、新モデル(o4-mini等)準備か Webアプリに痕跡
  2. Google、新AI Agent連携プロトコルA2A発表
  3. Google DeepMind、MCPサポート表明 Geminiも対応
  4. Kaggle数学コンペAIMO2結果発表、日本人チームも金メダル
  5. xAI、Grok 3 APIをリリース LangChainも対応
  6. Ilya Sutskever氏の新会社SSI、Google Cloud TPU採用
  7. Google Cloud Next '25後のAI開発ツール動向【続報】
  8. Claude 3.7 Sonnetの挙動に開発者から不満の声
  9. Midjourney v7続報: タイルサポートやリミックス機能追加へ

OpenAI、新モデル(o4-mini等)準備か Webアプリに痕跡

  • OpenAIが新しいモデル群を準備している可能性が浮上しています。
  • ChatGPTのWebアプリケーションの最新バージョン内に、「o4-mini」、「o4-mini-high」、「o3」といったモデル名に関する記述が発見されたと報告されています。
  • また、現行のGPT-4モデルが将来的に廃止される可能性を示唆するバナーや、WhatsAppとの連携を示唆する表示も確認されており、今後の動向が注目されます。
ML_Bear: (翻訳) たった今(サンフランシスコ時間午前0時過ぎ)展開された新しいChatGPTウェブアプリバージョンに、「o4-mini」、「o4-mini-high」、「o3」への言及が追加されました https://t.co/huz9XWQWGP

Tibor Blaho: (翻訳) ChatGPTウェブアプリの追加ニュース - 新しい「Moodeng Upsell」バナー(「WhatsAppでチャット」) - 「今すぐ試す」をクリックすると、「ヘイChatGPT、あなたができることについてもう少し教えてくれますか?」というメッセージでWhatsAppの会話が開始されます。 - 新しい「モデル非推奨」バナー - 「GPT-4は...に廃止されます https://t...

Kenn Ejima: o4-miniと4o-miniの区別がつけられる眼力が欲しい

Google、新AI Agent連携プロトコルA2A発表

  • GoogleがAIエージェント間連携プロトコル「Agent2Agent (A2A)」を発表しました。
  • A2Aは、既報のMCP (Model Context Protocol) を補完するものとされ、MCPではカバーされていなかったモバイルやサーバー間連携に対応します。
  • タスク完了条件の定義やユーザー対話サポート機能も備え、業務ワークフローへの応用が期待されています。
Tetsuro Miyatake: GoogleがAIエージェントがコラボレーション出来るためのオープンプロトコル「Agent2Agent」を発表した。 ローンチ時にAtlassian、Salesforce、Cohere、Langchainなど50以上のパートナーが対応している。 https://t.co/BJnV10iSZD https://t.co/2bPiEqG4Nu

Google Cloud Japan: #GoogleCloudNext #VertexAI の機能強化を発表📣 → https://t.co/WYNhFnM1Kn ✔︎Agent Development Kit ✔︎Agent Garden ✔︎Agent Engine ✔︎Agent2Agent プロトコル Vertex AI の真の価値は、これらが統合された全体の連携にあります!#マルチエージェント システム活用を実現しまし...

Hirosato Gamo | AI Cloud Solution Architect: A2A - ADK、ドキュメント眺めてるけどなかなか良き。 Agent2Agentって書かれるとイメージつきにくいけど要はマルチエージェントにおける在るべき機能と連携の仕組みを提案してる。

Google DeepMind、MCPサポート表明 Geminiも対応

  • AIエージェント連携プロトコルMCPに関する続報です。
  • Google DeepMindのCEOが、GeminiモデルおよびSDKでのMCPサポートを正式に発表しました。
  • Anthropic提唱のMCPは、Googleの参画によりオープンスタンダードとしての地位をさらに固め、エコシステム拡大が加速すると期待されます。
Oriol Vinyals: (翻訳) MCPの登場です!♊️🚀 私たちはMCPチームと協力しており、皆さんから直接ご意見を伺いたいと思っています!MCPでより強力なアプリケーションを構築するために、Geminiモデルに何を求めますか?コメントで教えてください

Tetsuro Miyatake: GoogleがOpenAIに続き、Anthropicが出したAIモデルを他社システムと繋げるスタンダード「Model Context Protocol」を対応することをGoogle DeepMind CEOのDemis Hassabisが語った。 https://t.co/pOZKz5v4vW

TechCrunch: (翻訳) Google、AIモデルをデータに接続するためのAnthropicの標準を採用すると発表 https://t.co/ACo7O5mx1L

Kaggle数学コンペAIMO2結果発表、日本人チームも金メダル

  • LLMの数学能力を競うKaggleコンペ「AI Mathematical Olympiad - Progress Prize 2」の結果が発表されました。
  • 複数の日本人参加者を含むチームが上位入賞し、ゴールドメダルを獲得しました。
  • 上位チームからはFine-tuningや強化学習を活用した解法が共有されており、Sakana AIの研究者も参加するなど注目を集めました。
Rabotni(kuma|熊): AIMO2🥇メダル確定です!賞金を取れず、エフォートに対してのリターンとしては正直ダメダメでしたが、LLMのFT周りの本質的な知見を得ることができて謎の満足感はあります。このコンペの復習をして、最強になって戻ってきます。 #kaggle #goldmedal - https://t.co/wSBqSxyShx

Ino.Ichi: (翻訳) AI Mathematical Olympiad - Progress Prize 2 コンペティションで金メダルを獲得しました! #kaggle #goldmedal - https://t.co/4NGsMeTi3E

Sakana AI: (翻訳) Sakana AIの研究者@inoichanと共同研究者が、AI数学オリンピックで金メダル(2,211チーム中9位)を獲得したことをお祝いします!このコンペティションは、LLMの数学問題解決能力に焦点を当てています。🏅 彼らのチームはSFTとRLを適用することに成功しました https://t.co/z4yJGLZzbF

xAI、Grok 3 APIをリリース LangChainも対応

  • Elon Musk氏率いるxAIが、最新の大規模言語モデル「Grok 3」のAPIを提供開始しました。
  • これにより、開発者は自身のアプリケーションやサービスにGrok 3を組み込むことが可能になります。
  • 早速、AI開発フレームワークのLangChainがGrok 3に対応したことを発表しており、今後の活用事例や性能評価が待たれます。
LangChain: (翻訳) 🦜❎ LangChainにxAI Grok 3が登場 xAIは最新かつ最も強力なモデルであるGrok 3をリリースしました。LangChainで試してみてください! https://t.co/U2KmW0FS6f

TechCrunch: (翻訳) イーロン・マスク氏のAI企業xAIがGrok 3のAPIを公開 https://t.co/2YkW1XKHaa

Kol Tregaskes: (翻訳) Grok 3 APIが公開されました! とにかく、今すぐベンチマークを取得する必要があります。 ヒントヒント @AIExplainedYT ;-) https://t.co/LBd1d1BOOc

Ilya Sutskever氏の新会社SSI、Google Cloud TPU採用

  • OpenAIの共同創業者であるIlya Sutskever氏が新たに立ち上げたAIスタートアップ「Safe Superintelligence (SSI)」が、Google Cloudと提携し、そのAI研究にGoogleのTPUチップを活用することが発表されました。
  • SSIは「安全な超知能」の開発を目指しており、その計算基盤としてGoogle Cloudを選択した形です。
  • AI開発競争が激化する中、著名な研究者が率いる新興企業のインフラ選択は、業界の動向を示すものとして注目されます。
TechCrunch: (翻訳) Ilya Sutskever氏、自身のAIスタートアップの研究を強化するためにGoogle Cloudを活用 https://t.co/ntT1YoR1Tx

Tetsuro Miyatake: OpenAI共同創業者のIlya Sutskeverが立ち上げたAIスタートアップSafe SuperintelligenceはGoogleと提携してGoogle CloudのTPUチップを活用することが発表された。 Google Cloudはそれ以外にAnysphere、Captions、SynthesiaなどもGoogle Cloudを利用していると発表。 https://t.co/r4y...

Google Cloud: (翻訳) TPU x @ssi ニュース:「OpenAIの共同創設者で元チーフサイエンティストの@ilyasut氏の新しいAIスタートアップ、Safe Superintelligenceは、AI研究を強化するためにGoogle CloudのTPUチップを使用しています」 @TechCrunchより ↓ https://t.co/G0jnB5rEua

Google Cloud Next '25後のAI開発ツール動向【続報】

  • Google Cloud Next '25で発表されたAI開発ツールやエージェントについて、開発者からの評価が出始めています。
  • GoogleのAgent Development Kit (ADK)はドキュメントと実装の乖離が少ない点が好評価です。
  • Claude CodeはIDEを邪魔しない差分表示での開発支援が評価されています。
  • 一方、Firebase Studioはまだ出力品質に課題があるとの声も聞かれます。
  • その他、Figmaからコード実装するMCP連携ツールや、金融機関Jane StreetでのOCamlを用いたLLM開発事例など、多様な動きが見られます。
na0: Agent Development Kit、稀に見る出来。 ドキュメントとソースコードの乖離がほとんどないの意。

Masato Naka: Claude CodeのいいところはIDEが乗っ取られないところ。ここはDevinに近い Cursor/Clineはめちゃありがたいけど、人の作業する場所を乗っ取る(File編集、Terminalコマンド)から、迂闊に操作できない Claude Codeのセッションは、IDE関係ないから、IDEのTerminalで動かしながら、IDE操作は人が行える

石川陽太 Yota Ishikawa: 話題のFirebase Studio早速やってみた。お題はマインドマップを作成するアプリ。動きはReplit Agentにかなり近い。ただし出力クオリティはまだこれからといったところでエラーも多い。良かったのは、Geminiキーをチャットで生成してくれる点で、AIアプリを高速に作れる。 https://t.co/amI52ewnez

Claude 3.7 Sonnetの挙動に開発者から不満の声

  • AnthropicのClaude 3.7 Sonnetについて、一部の開発者から挙動に関する不満の声が上がっています。
  • 特定の状況で英語しか話さなくなる、指示されたタスクを完了せずに終了しようとする(エラーを理由にする、終了条件を独自解釈するなど)、設計書に不要なコードスニペットを記述してしまうといった問題が報告されています。
  • これらの挙動はプロンプトエンジニアリングによる調整が必要となる可能性があり、今後のモデル改善が期待されます。
Torishima / INTP: なぜかわからないが Claude 3.7 Sonnet が英語ばっか話してくるようになった・・・

erukiti: 3.7-Sonnetマジで仕事をさぼるのをほんとなんとかしたい。 終了条件を設定しても、終了条件をねじ曲げやがる 「エラーがでてhogehogeだったのでこの項目を飛ばします」「設計書に書いてある通りのタスクをこなしたので終了します」

erukiti: Sonnetが設計書にコードを書く悪癖をやめさせたいなー。これのせいでコンテキストサイズがアホみたいに膨らむ

Midjourney v7続報: タイルサポートやリミックス機能追加へ

  • アルファ版テスト中のMidjourney v7について、開発者から追加機能に関する情報が共有されました。
  • 近日中のアップデートで、タイルサポート(--tile パラメータ)、リミックス機能、強化されたドラフトモードなどが追加される予定です。
  • ユーザーが生成画像の評価を通じてv7の改善に協力できるボタンもLightbox内に設置されました。
Kol Tregaskes: (翻訳) 今週のMidjourney Office Hoursが始まりました。Midjourney v7のローンチ以来初めてです。

Kol Tregaskes: (翻訳) Midjourney Office Hours ノート [4月9日] 週次アップデート: - 今後1~2か月以内にアップデートが予定されています。次のリリース(今日か明日)では、タイルサポート、リミックス機能、強化されたドラフトモードが追加されます。 ユーザーフィードバック: - 画像評価用の「V7をより良くするのを手伝う」ボタンがLightboxに追加されました。 https://t...

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