2026年11月06日 夜のAIニュースまとめ

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Thinking Machinesが小型モデル公開、Anthropicはランレート$80B超えへ

Thinking Machinesが微調整向けの小型モデルInkling 2 Smallを発表しました。性能が大きく伸び、重みの完全公開も近く予定されています。

Anthropicは年間ランレートが10月末に$80Bを超え、IPOへの期待が高まる一方、METRの加速分析には批判も出ています。

ほかにもAI Agentの認証・ID管理企業の買収が相次ぐなど話題が豊富です。では、順に内容を確認していきましょう。

目次

  1. Thinking Machines、微調整向け小型モデルInkling 2 Small公開
  2. METRのAnthropic加速分析、Thomas Wolf氏が批判
  3. Meta Muse、表情で反応するアバター追加とメキシコ展開
  4. Anthropicの年間ランレート、10月末に$80B超え
  5. OpenAI、GPT-5.6 Sol Ultrafastを非推奨化
  6. Nvidia、破綻寸前の通信会社局舎をAI DCに転用提案
  7. Palo Alto、AI Agent ID管理のClutchを$500Mで買収協議
  8. ISUCON優勝者、完全自動AI Agentの準備編を公開
  9. freee、Leanで税法を記述しAI Agentの業務ルールを担保
  10. Unsloth、UD量子化V3.1で低ビット時の精度を大幅改善
  11. 第1回九州Kaggler会、2027年3月6日に開催決定

Thinking Machines、微調整向け小型モデルInkling 2 Small公開

  • Thinking Machinesが小型モデルInkling 2 Smallを発表し、Tinker上で微調整と推論に使えるようになりました
  • AA Intelligence Indexで31を記録して前モデルから大きく伸び、重みの完全公開も近く予定されています
  • 前モデルより事後学習しやすい設計で、Apacheライセンスの西側オープンウェイトで最も賢いとの評価も出ています
Thinking Machines: (翻訳) Inkling 2 Smallを発表します。AA Intelligence Indexで31を記録し、前モデルから大きく向上しました。Inkling 2 Smallは本日からTinkerで微調整と推論に利用でき、重みの完全公開も近く予定しています。

Nathan Lambert: (翻訳) 西側のオープンウェイトモデルの中で頭一つ抜けて賢いモデルのようだ。muse spark openやMistral Largeよりずっと小さく、ライセンスもより良い(Apache)。素晴らしい!Thinking Machines: (翻訳) Inkling 2 Smallを発表します。AA Intelligence Indexで31を記録し、前モデルから大きく向上しました。Tinkerで微調整と推論に利用でき、重みの完全公開も近く予定しています。

Soumith Chintala: (翻訳) 何がモデルをカスタマイズしやすくするのかを理解するために多くの時間を費やし、Inkling 2 Smallが適切な特性を持つように構築しました。データと予算が一定なら、このモデルは他の選択肢と比べて(相対的に)非常に良い結果を出します。おそらく唯一のモデルプログラムの一つで…Jasper Lu: (翻訳) これがリリースで最も興味深い部分。Inkling-SmallはQwenのような中国モデルに比べて、そのままでは事後学習がかなり難しかった。1/ 自分の腕の問題ではなかったと分かって良かった 2/ Inkling 2ではこの問題に特に取り組んだようだ

John Schulman: (翻訳) 新モデルInkling 2 Smallを公開できて誇らしいです。ブログ記事には学習プロセスの詳細が多く含まれています。私にとってこのリリースで最も興味深かったのはアライメントについて学んだことで、「Safety and…」のセクションで読めます。

METRのAnthropic加速分析、Thomas Wolf氏が批判【続報】

  • METRが公開した、AnthropicのAI R&D加速に関するレポートの続報です
  • Hugging FaceのThomas Wolf氏は、加速の約8割をAIの寄与とする分析は内向きだと批判しています
  • 共同創業者のSam McCandlish氏は、Anthropic自身による進歩速度の分析を今後公開すると述べました
  • 次の議会までの2カ月で4カ月分の進歩が起きるとして、規制は即時施行を前提にすべきとの意見も出ています
Thomas Wolf: (翻訳) AnthropicのAI R&D加速に関するこのMETRレポートは、私見ではかなり内向きだ。ラボの計算資源、採用、内部データを数えた上で、加速の約80%をAIの功績としている。外から見えるのは、ラボが資金のシェリングポイントになり、それを再分配しているということ…METR: (翻訳) 8月以来、METRのチームはAnthropicの内部情報を用いて、AI自体がAI開発を加速しているかを評価してきました。このリスク評価の結果をまとめたレポートを公開します。

Chubby♨️: (翻訳) Anthropic共同創業者のSam McCandlish氏は、AIがAnthropicの研究を加速していると述べています。METRの結論の多くは内部状況についての自身の見方と一致するとし、AnthropicはAI進歩の速度に関する独自分析のレポートを公開する予定です。Sam McCandlish: (翻訳) Anthropic共同創業者の一人で、安全性の取り組みの多くを率いているSamです。今後数カ月でその取り組みについてさらに共有します。まずはMETRの最新レポートについて考えを共有します。モデル能力の進歩の速度は…

Miles Brundage: (翻訳) 次の議会が始まるまでの2カ月で、Anthropicでは(通常の速度で)4カ月分の進歩が起きる。これは膨大だ。議員は1年以上かかる規則制定プロセスではなく、ほぼ即時の実施・執行のタイムラインで考えるべきだ。METR: (翻訳) このレポートではリスクに関する3つの主観的結論を共有します。1. 2026年10月時点で、明確に定義されたタスクにおける能力向上ペースは2024年3月〜2025年10月の約2倍と考えます。不確実性は高く、1.3〜3倍でも驚きません。

Meta Muse、表情で反応するアバター追加とメキシコ展開【続報】

  • MetaのパーソナルAIエージェントMuseの音声通話機能に関する続報です
  • 双方向の音声会話機能Voiceと表情のあるアバターが、米国で展開され始めました
  • アバターは聞く・話すに合わせて表情で反応し、ブレインストーミングや旅行計画、面接準備などでの利用を想定しています
  • Alexandr Wang氏はMuseのメキシコ展開も発表しており、提供地域の拡大が続いています
🚨 AI News | TestingCatalog: (翻訳) META 🔥: Muse VoiceとエクスプレッシブなアバターがアメリカのMuseユーザーに展開中。> Voiceは声に出して考えることを助け、ブレスト、旅行計画、面接準備などを容易にする。> Museのアバターは聞いたり話したりしながら表情で反応する…

Muse: (翻訳) Voiceを発表します。Museに話しかけるとMuseが答えてくれるので、「何を作ろう?」から料理開始までそのままスムーズに進めます✨

Alexandr Wang: (翻訳) 🚨 MUSEローンチのお知らせ 🚨 Museがメキシコに上陸しました🇲🇽 さあ、到着だ🌮

Anthropicの年間ランレート、10月末に$80B超え【続報】

  • Anthropicの収益とIPO計画に関する続報です
  • 年間売上ランレートが10月末時点で$80Bを超えたと報じられ、7月末の$65Bから3カ月で約$15B増えています
  • 年末には$100Bに届く勢いとの見方が出ており、成長鈍化が指摘される中でも規模の拡大が続いています
  • IPOがSpaceXの記録を上回る可能性を見据え、ETF業界が早くも上場に向けた準備を進めていると報じられています
Kate Clark: (翻訳) 新情報: Anthropicのランレートが10月末に800億ドルを超えた。

Bloomberg: (翻訳) 大いに期待されるAnthropicのIPOが、記録的だったSpaceXの上場すら上回る可能性がある中、ETF業界はすでにこの熱狂に乗じる態勢を整えている

OpenAI、GPT-5.6 Sol Ultrafastを非推奨化

  • OpenAIが、GPT-5.6 SolのUltrafastモードを非推奨化すると発表しました
  • Cerebrasのチップ上で最大750 tokens/secの高速推論を実現するとして、8月にAPIで提供が始まったモデルです
  • 高速推論を前提に採用していた開発者は、GPT-6.1 SolのUltrafastモードなど移行先の検討が必要になりそうです
SemiAnalysis: (翻訳) 速報🚨: OpenAIがGPT-5.6 Sol Ultra Fastを非推奨にすると発表した。これはCerebrasが超高速で実行していると公表していたモデルだ。

Nvidia、破綻寸前の通信会社局舎をAI DCに転用提案

  • NvidiaがApollo傘下で破綻が近いとされるブロードバンド事業者Brightspeedに、局舎をAIデータセンターへ転用する提案をしたと報じられました
  • 対象は130以上ある通信局舎の一部で、Nvidiaは合計で約1GWの利用可能な電力があると見積もっています
  • DC新設への反発が強まる中、既存の電力付き建物を活用する発想として注目されています
The Information: (翻訳) 独占: Nvidiaは、破産が近いと報じられているApollo傘下のブロードバンド事業者Brightspeedに対し、130以上ある通信局舎の一部をAIデータセンターに転用する提案を提出した。Nvidiaはこれらの拠点に約1GWの利用可能な電力があると見積もっている。

Palo Alto、AI Agent ID管理のClutchを$500Mで買収協議

  • AI Agentの認証・ID管理を手がけるスタートアップの買収が相次いでいると報じられました
  • OktaとWorkdayがすでに同分野の企業を買収し、Palo Alto NetworksもClutch Securityを$500Mで買う協議中です
  • Clutchの前回評価額は$85Mとされ、Agent時代のID管理が急速に重要分野になっていることを示しています
The Information: (翻訳) 独占: OktaとWorkdayはここ数カ月でそれぞれAI AgentのIDを管理するスタートアップを買収した。次はPalo Alto Networksかもしれず、Clutch Securityを5億ドルで買収する協議が進んでいる。

TechCrunch: (翻訳) 関係者によると、LightspeedとSignalFireが出資するClutchの前回の評価額は8500万ドルだった。

ISUCON優勝者、完全自動AI Agentの準備編を公開【続報】

  • ISUCON 2026で優勝したYoshinori Kawasaki氏の参加記に関する続報です
  • 競技中に人間が介入しないAI Agentで臨んだ優勝者が、事前準備の内容を公開しました
  • 問題を解く部分は人手不要だった一方、ハーネス自体の改善には人間が関わるHITLが必要だったとしています
  • Stop Hookで続行を促すメッセージを送り長時間走らせる工夫などが紹介され、Podcastでも詳しく語られています
やおっち: ISUCONでAIによる完全自動運転で優勝した @kawasy さんが準備でやったこと。めーちゃくちゃ面白かった、ハーネス作りの生の知見の塊 ISUCONの問題を解く部分は人間不要だったが、ハーネス改善自体はHITLである必要があった Stop Hookで「もっと続けて」的なメッセージを送ることで長時間走らせる

iwashi / Yoshimasa Iwase: #fukabori.fm のep.142を公開しました! @kawasy さんをゲストに、ISUCON2026で競技中に人間が介入せず優勝したAIエージェント、ハーネスの仕組み、当日までに準備したことなどについて語っていただきました。 ご意見・感想などは #fukabori まで! https://t.co/lL8R4nA5lm

木村喜生: めちゃくちゃ面白かった。 特に肌感覚で何ができてなにができないかを掴むことは重要で、上手い人はAIへの指示の出し方の抽象度を指示ごとに微妙に匙加減で変えている。 もっと言語化され、多くの人に知ってほしい。 https://t.co/pR9XMlyc4Tやおっち: ISUCONでAIによる完全自動運転で優勝した @kawasy さんが準備でやったこと。めーちゃくちゃ面白かった、ハーネス作りの生の知見の塊 ISUCONの問題を解く部分は人間不要だったが、ハーネス改善自体はHITLである必要があった Stop Hookで「もっと続けて」的なメッセージを送ることで長時間走らせる

freee、Leanで税法を記述しAI Agentの業務ルールを担保

  • freee Developers Hubで、定理証明支援系Leanを使った取り組みの記事が2本公開されました
  • 税法をLeanで書いてプロダクト実装を全入力で検証する手法と、定理証明をガードレールにしてAI Agentに業務ルールを守らせる手法を紹介しています
  • 形式検証をAI Agentの安全な業務適用に生かす実践例として参考になります
Kazunori Sato: 税法を定理証明支援系 Lean で書いて、プロダクト実装を「全入力で」確かめる - freee Developers Hub https://t.co/HMfBB7FY4X

Kazunori Sato: 定理証明ガードレールで AI エージェントに業務ルールを守らせる - freee Developers Hub https://t.co/sIjqx0CeqE

Unsloth、UD量子化V3.1で低ビット時の精度を大幅改善

  • UnslothのDaniel Han氏が、UD量子化のV3.1はGSQやV3よりパレート効率が良いと説明しました
  • 平均回復率はUD-IQ3_XXSで99.9%、IQ3_Sより小さいUD-IQ2_XSで99.4%、UD-IQ1_SはGSQの90.5%に対し97.9%です
  • 実際に試した報告でも、UD-IQ3_XXSが12指標中9つでIQ3_Sを上回り、UD-IQ2_XSは7.8GB小さいとされています
Daniel Han: (翻訳) はい、主な目的はパレート効率の面で量子化を改善することでした!GSQやV3の量子化と比べ、V3.1はずっと良いです。平均回復率はUD-IQ3_XXSで99.9%、UD-IQ2_XSで99.4%で、しかもIQ3_Sより小さい。差は低ビットで最も大きく、UD-IQ1_Sは97.9%に対しGSQは90.5%です。orenoa: UD-IQ3_XXSを動かしてみたけど、結局サイズが既存IQ3_Sと変わらず速度向上はdecodeで+0.7〜2.3%程度 ただしベンチマークスコアはUD-IQ3_XXS側がTerminalBench2.1はじめ9/12の指標で上回っている UD系列で面白いのはUD-IQ2_XSだと考えていて、サイズは75.8GBでIQ3_Sより7.8GB減量している https://t.co/bcuFuYZ...

第1回九州Kaggler会、2027年3月6日に開催決定

  • 第1回となる九州Kaggler会の開催が告知されました
  • 2027年3月6日(土)14:30から、運営メンバーの会社オフィスで3人体制で開催されます
  • 九州外からの参加を検討する声もあり、NLP2027の日程と組み合わせたかったとの反応も出ています
xthixsl@レオナ: 第1回 九州Kaggler会 https://t.co/X1V00cIJOG 公開しました!🎉 2027年3月6日(土)14:30から、弊社オフィスで開催します! @hikaggler @soyaoki_ と私の3人で運営します! 皆さん、ぜひ遊びに来てくださいー!お待ちしてます! #九州Kaggler会

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